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札幌市が来夏に家庭ごみ有料化の方針 厳しい減量の“数値目標”


04月04日(金) 17時30分
文:井上 



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2002年12月から稼動した白石清掃工場
 さらなるごみ減量とリサイクル促進を目指す。

 札幌市は3月18日、ごみ減量・リサイクル施策・家庭ごみの有料化などを盛り込んだ「スリムシティさっぽろ計画」を発表した。

 計画では老朽化した清掃工場の廃止、埋め立て用地確保のための家庭ごみ有料化と新たな資源ごみの分別回収で焼却するごみを減らす推進施策などを示した。計画期間は2008年度から17年度。

 市内の焼却ごみを処理する4つの清掃工場のうち、篠路清掃工場はあと9年で寿命となる。立て替えに約370億円、維持管理に年間13億円が必要となるが、17年度までに焼却ごみ24万トンを削減すれば、篠路清掃工場は建て替えをしなくても済む。

 埋立地は市内に2カ所あり、現状の埋立量で推計すると、17年後に埋立地の許容量はなくなってしまう。新たに埋立地を整備するには、土地の確保を含めて20年以上の期間を要するため、17年度までにごみの埋立処分量を30%以上減量する計画だ。

 06年度に市が処理した約85万4,000トンのゴミ量のうち、家庭ごみは約48万5,000トン。紙ごみ(30.9%)と生ごみ(25.2%)が家庭ごみの半数以上を占めている。民間業者が回収している新聞紙、雑誌、ダンボールの主要古紙は、リサイクルされずに1割がごみとして処理された。

 家庭ごみの有料化は、市民が有料のごみ袋を販売する取扱店から購入する方式となる予定。

 3月18日に上田文雄市長は、「廃棄ごみ」の袋が1リットル当たり2円、「資源物」の袋が1リットル当たり1円とする方針を明らかにした。同時にパンフレットや紙製容器包装などの「雑がみ」を資源物として新たに分別収集する。

 道内では最も早い98年10月に家庭ごみの有料化を実施した室蘭市は、ごみの排出量が実施前に市民1日1人当たりの平均が800グラムだったが、実施後は600グラム以下を維持している。

 一方、北九州市は98年7月に家庭ごみを有料化したものの、ごみの排出量は約6%減量にとどまり、05年にごみ袋を値上げした。

 札幌市の市民1人1日当たりの廃棄ごみ量は1998年度が710グラムだったが、06年度は630グラムまで減量された。「スリムシティさっぽろ計画」で、10年度に500グラム、17年度に400グラムまで削減する計画だが、達成は容易でないはずだ。

 市の小林光昭環境局環境事業部企画課長は「道内の実施事例はまだ短いが、室蘭市、江別市、小樽市では実施後、ごみ量が減り、実施前のごみ量に戻っていない。有料化後の不法投棄も増えている事例は聞いていない。実施前に周知徹底し、実施段階でパトロールが注意して歩くなど、地域の人と連携をとることが重要だと考えている」と話す。
 
 市は来月22日から開かれる第2回定例市議会に条例改正案を提出し、来年夏からの家庭ごみ有料化を目指している。











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