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円山動物園のエゾシカ・オオカミ舎が完成


04月10日(木) 09時25分
文:井上 写真:井上



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新設された「エゾシカ・オオカミ舎」
 11日午前10時30分から一般公開。

 札幌市円山動物園が昨年10月から整備を進めてきた3つの新施設のうち、9日、2階建ての「エゾシカ・オオカミ舎」が完成した。総工費は1億4,330万円。同日、エゾシカ4頭とシンリンオオカミのメス・キナコ(7歳)が、それぞれの放養場に移った。

 かつてエゾシカとオオカミは、北海道の自然で共存していた動物。エゾオオカミが絶滅する一方、エゾシカは繁殖を続けて急増、深刻な農業被害をもたらしている。「エゾシカ・オオカミ舎」は、双方の動物を対比して展示することで、北海道の自然環境を考える環境教育の場とする目的で新設された。

 「エゾシカ・オオカミ舎」は北海道の森をイメージし、カエデ、ヤマモミジ、シラカバなど多くの樹木が植えられた。オオカミ放養場には、倒木や土の山などが設置された。

 施設の内部からは、両方の動物をガラス越しに間近で見ることができる。2階からも観察でき、子どもの目線に覗き窓を作るなど、来園者が様々な角度から観察できるように工夫されている。エゾシカ放養場、ガラスの外に木柵のみで隔てられたオープンデッキからエゾシカを眺められる。

 施設の中には、多目的トイレ、授乳室、キッズルームなどがあり、休憩所としても利用できる。

 エゾシカとシンリンオオカミを担当する弓山良飼育員は「人間と動物たちとの関わりをちょっとでも感じてもらえたらと思う。ゆっくりとできるスペースを設けた。今までに見たことのないオオカミとエゾシカの姿を見てほしい」と話す。

 「エゾシカ・オオカミ舎」は、11日午前10時にオープニングセレモニーが行われ、午前10時30分から一般公開される。同園は18日に「こども動物園」(仮称)、25日に「類人猿館屋外放養場」(仮称)をオープンする予定。






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エゾシカ放養場は約10頭まで収容できる


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オオカミ放養場には、倒木と山のほかにプールも設置された


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新しい放養場で活発に動き回るキナコ


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新しい放養場に放たれるエゾシカ


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エゾシカの角と頭部の骨が展示された2階の床


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2階の壁に飾られたエゾシカの毛皮は直接触れることができる






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