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ギョーザ事件、チベット暴動…平和活動家・菅原茂「国民が抑圧された中国は危険だらけ」


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04月16日(水) 11時25分
文:東 写真:東 |
 
「命の大切さをわかっていれば、僧侶を銃で殺すことなどできないはずだ」
「人間の尊厳と自由を抑圧し、国民にはその事実を一切知らせない中国はとんでもない国だ」。札幌在住の平和活動家・菅原茂さん(81)は、そう憤る。
元日本陸軍総特攻飛行兵長の菅原さんは、第二次世界大戦時、百式爆撃機「呑龍」(どんりゅう)に乗ったまま沖縄の米軍艦船に突っ込む総特攻の出撃命令を下された。決行日が1945年8月17日だったため、辛くも終戦によって死を免れた。
多くの尊い命が失われるのを目の当たりにした菅原さんは、「生きてこそすべて」の思いを痛感、戦争の恐ろしさを一人でも多くに知らしめるため、独自の平和活動を続けている。
夏季五輪を8月に控え、問題が山積している中国。この国には、侵略戦争の犠牲者追悼と謝罪を目的として2001年に訪れた。江沢民国家主席宛の親書を携え、自費で訪中する準備を整えていたが、中華人民共和国駐札幌総領事館から「中国に来て投石でもされたら困る」と言われ、招待された。
北京市の「人民抗日戦争記念館」で、この親書を読み上げた菅原さんは、続いて「南京大虐殺記念館」に赴き、南京事件の被害者である74歳の中国人女性を紹介された。その女性は菅原さんに「自宅に現れた5人の日本兵によって、祖父、祖母、父を目の前で射殺され、妊娠7カ月だった母が目の前で強姦されて銃剣で刺殺された」と涙ながらに話したという。
中国とはそんな関係にあった菅原さんをして、「いまの中国は許せない。10年間、つきあってきたからこそ、中国の変貌を肌で感じる」と激怒する。
1972年9月29日、日中共同声明に両国首相が調印、国交が樹立された。以後、両国ではスポーツ交流も盛んとなり、「友好第一、勝負第二」のスローガンが広まった。
ところが、ここ20年間だけでも、中国では89年の天安門事件、05年の反日デモ、今年起こったギョーザ事件やチベット暴動など、さまざまな問題が噴出している。
チベット自治区の区都ラサでは、「チベット動乱」によってダライ・ラマ14世がインドに亡命してから30年を経た89年3月、暴動が発生、多数の死傷者を出した。胡錦濤国家主席は、89年のチベット暴動時、チベット自治区共産党委員会書記として暴動を鎮圧した。当時、中国の最高実力者だった●小平は、地方勤務だった胡氏の実績を買って92年、中央政治局常務委員に抜擢した。
「中国の国民は日本が侵略戦争をしたという反日教育を受けてきた。つまり、日本の教育はインチキで、中国の教育こそが真実と教えた。中国国民は日本を恨んでおり、それは私が中国に行く時、投石という言葉でも示された。それでも、中国の役人は賄賂で腐敗し、悪徳公務員が跋扈している。反日デモを抑えつけた胡錦濤は、都市部と農村部の格差問題などから国民の不満が爆発しても、国民に真実を伝えることすらしない。胡錦濤が命の大切さをわかっていれば、人間の尊厳と自由を抑圧し、僧侶を銃で殺すことなどできないはずだ」
「天安門事件では、軍隊と戦車に鎮圧された民衆と学生に多くの死傷者が出た。今回のギョーザ事件は、あくまでも私の推測だが、悪く言えば激昂した中国人の手による食品テロと思っている。胡錦濤はブッシュと会談しても、アメリカのイラク戦争に言及することはない。これが平和を欠いた友好第一の姿勢だ。友好第一は単なる経済重視にすぎず、口では(国内体制改革と対外開放政策を両輪とする)改革・開放を唱えながら、国民を厳しく締め付けている」
目下、各国で行われている北京五輪の聖火リレーは、チベット暴動の抗議活動を警戒して厳重な警備態勢が敷かれている。中国の人権抑圧問題が現在まで続いている証左だ。
中国の人権問題を端緒とした国際社会の批判は、五輪開催地を決める15年前にも生じた。
93年9月23日、国際オリンピック委員会(IOC)はモンテカルロで総会を開き、2000年の夏季五輪開催都市をシドニーに決めた。無記名の決選投票では、シドニーが45票、北京が43票の僅差だった。北京はアジア、アフリカ諸国を中心に基礎票を固めたが、人権問題を指摘した米議会の決議に対し、アトランタ五輪ボイコットなどを駆け引きとしてちらつかせ、逆に西側の委員を“反北京”で結束させてしまった。
以後、15年を経た現在まで、中国の人権問題には、多くの人々の厳しい視線が注がれている。今月3日、中国政府は北京五輪の開催に反対していた中国の人権活動家・胡佳氏が、海外メディアの取材を受けたことなどを理由に国家政権転覆扇動罪で起訴し、懲役3年6カ月の実刑判決を言い渡した。
胡主席は5月6日に来日する。
「福田政権には哲学がなく、日銀総裁や道路財源の問題ばかり。ギョーザ問題やチベット暴動はさっぱり出てこない。昨年、私は胡錦濤国家主席宛てに親書(下記URL参照)を書いた。卓球の愛ちゃん(福原愛選手)は大事にしても、平和は蔑ろだ。いまとなっては平和を知らない胡錦濤は呼び捨てにするしかない」
●は登ヘンにオオザト







関連サイト

平和活動家・菅原茂が胡錦濤国家主席に親書
http://www.bnn-s.com/news/07/12/071228173400.html






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