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円山動物園 類人猿館屋外放養場をリニューアル


04月23日(水) 18時10分
文:井上 写真:井上



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ロープの上を渡り歩く弟路郎
 野生の生活環境に近づけ、土の床に樹木などを植栽。

 札幌市円山動物園は、23日、リニューアルした「類人猿館屋外放養場」にボルネオオランウータンのオス「弟路郎」(11歳)を移した。“新居”に移った弟路郎は、ロープを渡り歩き、木の芽をむしり取って食べていた。

 同園は昨年10月から新施設の整備を始めた。北海道の森をイメージした「エゾシカ・オオカミ舎」は、今月11日に一般公開をスタート。「こども動物園」は、北米の森林をテーマにした「ビーバーの森」と道内に生息する野生動物を展示する「ドサンコの森」が設けられ、18日にリニューアルオープンした。

 「類人猿館屋外放養場」は、コンクリートだった床を土に変え、樹皮や葉を食べたり、木の枝を使って巣作りをする野生のオランウータンの生活環境に近づけるため、樹木や植物を植えた。ほかにも、空中移動ができるようにロープを張り巡らし、高床式のベッドとブランコを設置、知能の高いオランウータンの特性を利用し、ボタンを押すと水が出る飲水装置も設置した。

 放養場の周囲は、来園者が間近にオランウータンを観察できるように、鉄柵を取り除き、壁面を厚さ3センチのアクリルガラスに変えた。放養場のリニューアルに伴う総工費は5,164万円。

 吉田淳一飼育員は「弟路郎が生きた木の芽を食べるのは、生まれて初めて。野生のオランウータンは、3時間から4時間かけて、えさを探す。飼育下では暇な時間がたくさんあると、壁に頭をぶつけたり、体の毛をむしる異常行動をするので、木の穴に入れたえさを木の枝を使って取り出させるなどしている」と話す。

 「類人猿館屋外放養場」のオープニングセレモニーは、25日午前10時から行われ、午前10時10分から一般公開される。






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類人猿館屋外放養場


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ボタンを押すと水が出る飲水装置


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木の枝を使って、木の穴に入ったえさを取り出す弟路郎







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