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コンサドーレ札幌の児玉芳明社長が6月下旬の辞任を表明


04月25日(金) 17時40分
文:糸田 写真:糸田



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6月下旬での辞任を表明した児玉芳明北海道フットボールクラブ社長
 後任候補は道新文化事業社社長の矢萩竹美氏。

 コンサドーレ札幌を運営する北海道フットボールクラブ(HFC)の児玉芳明社長(71)は25日、札幌ドームで会見を開き、6月下旬をめどに辞任することを表明した。

 昨季はJ2でのリーグ優勝を果たし、チームはJ1昇格を果たしたが、HFCは1億9,208万円の債務超過に陥っている。

 Jリーグには「実質債務超過であるJ2クラブは、原則として昇格を認めない」という規定がある。HFCはJリーグ経営諮問委員会から、経常収支で利益を出す場合は2年以内、資本対策を行う場合は1年以内での債務超過解消を求められた。

 これに対しHFCは昨年11月、資本金の80%(20億4,500万円)を取り崩して赤字を補填、その後、増資を募る「減・増資計画」を発表、先月21日の定時株主総会で承認された。

 計画では80%の減資をすると、資本金は約5億円、累積赤字は約7億円に縮小する。1株1万円の第三者割当で約3億円の増資を目指し、これが実現すれば、資本金が約8億となり、債務超過は解消される。現在のところ、2億5,300万円の増資が確定している。

 児玉社長は会見で、「前々からできるだけ迷惑をかけないような方法を模索していた。3月に決定した減増資計画は我々の考えていた通りの動きで、債務超過は解消できる見通し。今後の経営に対しての一定のレールを引けたことで、この際、新しい方にバトンタッチして辞めることを決めた。6月下旬に臨時株主総会を開いて辞任する。社長としての期間は宝物だった。昨年12月1日の水戸戦で優勝を決めた時にピッチに立てたことは得難い体験だった」と語った。

 後任の有力候補は、道新文化事業社社長の矢萩竹美氏(58)。児玉氏は「まだ返事はもらっていないが、持ち株会や主要なスポンサーと相談して決めた。就任した3年前から後任をどうするか考えていたが、具体的にはこの1カ月くらいの情勢を見て動いた。道と札幌市には伝えてある」と明かした。

 児玉社長は北海道新聞社東京支社編集局長、旭川支社長、出版局長などを歴任、1995年から3期6年、道新スポーツ社長を務め、NPO法人の会長職を経て05年3月にHFC社長に就任。現在、2期目で任期途中の辞任となるが、大型補強に頼らず、若手育成に力を入れる中期的な計画を進め、昨季は2年ぶりの単年度黒字を計上した。










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