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「不老長寿の実・ハスカップ」を摘んでジャムを作ってみては


07月09日(水) 13時40分
文:市民記者 久保 写真:市民記者 久保



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黒紫色に熟したハスカップの実
 大樹町で「ハスカップ狩り」がスタート。

 “不老長寿の実”と知られるハスカップを摘み取ることができる「ハスカップ狩り」が、1日から十勝管内の大樹町で始まっている。

 ハスカップは、シベリアを源流とする北方系の植物。日本では北海道、栃木県の日光戦場ケ原、静岡県の荒川岳にわずかに群生しており、高さ2メートルほどになる落葉低木。6月から7月の期間に黒紫色に熟し、直径2センチの楕円形の実をつける。

 実は独特の酸味にほろ苦さが加わった甘酸っぱい香りで、果汁はルビー色をしている。実の表面は薄く、人の手で摘み取られ、ジャムなどに加工される。収穫時期は短く、生の実のままでは保存が難しいため、「幻の実」とも呼ばれて言われている。

 ハスカップの和名は「クロノミウグイスカグラ(黒実鴬神楽)」。アイヌ語の「ハシカプ」に由来し、「枝の上にたくさんなるもの」を意味する。アイヌ民族の人々は古くから「不老長寿の妙薬」、「幻の実」として珍重してきた。

 ハスカップは、ビタミンC、ビタミンE、カルシウム、鉄分、食物繊維などがほかの果実類よりも多く、目に良いとされているアントシアニンも多く含まれている。ハスカップの鉄分は100ミリグラム当り0.6ミリグラムで、主な果物の中では最も含有量が多い。カルシウム分はレモンに次ぐ38ミリグラム。このような成分が多く含まれていることから、疲労回復や貧血、眼精疲労、視力低下の改善に効果があると言われている。

 大樹町では1982年に生産組合が組織され、地域振興事業として力を入れてきたが、現在町内ではハスカップを生産する農家は数戸のみとなった。

 昨年は2戸の農家で「ハスカップ狩り」が行なわれ、今年も2戸で実施しているが、年々ほ場を開放する農家が減ってきている。

 そうした中、今年も月初から「ハスカップ狩り」を始めたのは、国道236号の西側に位置する東和地区の向井農場(電話01558‐6‐3079)と立川農場(電話01558‐6‐3503)。6月は低い気温が続いたため、昨年より遅れてのスタートとなった。
 
 約3,000本の木がある向井農場では一部の実が紫色に熟している。昨日は習志野、土浦など道外からの観光客も来場し、町内から会場に来ていたお年寄りから食べ方を聞きながら“不老長寿の実”を摘んでいた。
 
 ハスカップ狩りの料金は両会場とも、1キログラム当り500円。営業時間は日の出から日没まで。7月下旬頃までは摘み取りが楽しめそうだ。

 国道236号には「ハスカップ狩り」ののぼりが立っている。詳しい案内図は「道の駅コスモール大樹」で用意している。






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ほ場入口の国道に目印ののぼり



■市民記者 久保 美範(くぼ よしのり)

十勝管内大樹町在住の団体職員。






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