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辻正仁の「音(オン)ラインにゅ〜す」 <「中高年」の呼び名は色々あれど>


 
〜 全国ナイスミドル音楽祭 〜
最近の「音ラインにゅ〜す」は、オヤジづいている。仕方ないよ、書いてる僕がオヤジなんだもん。でもそれだけでなく、いわゆる「中高年」の音楽活動が、やたらと盛んになっているのもまた事実。
中高年の男女が夢中で演奏を楽しむ。人前で披露する。ある程度生活が安定し、昔憧れていた高額な楽器も買えたりして、大好きな音楽で盛り上がる。決して悪いことではない。意外とバックアップしてくれる企業や媒体も多い。
こうした中高年の音楽演奏会やコンテストは、「オヤジバンド」とか「オトナバンド」とネーミングされる。そして、ここにもう一つ「ナイスミドル」と付けられた音楽祭がある。昨年からスタートした「TOYOPET MUSIC SESSION 全国ナイスミドル音楽祭」がそうだ。「ナイスミドル」って呼び方は盲点だった。なるほど、「オヤジ」よりははるかに品が良い。
この音楽祭、主催はニッポン放送と、MUSIC ON! TVである。そして、協賛として全国のトヨペット販売店が全面バックアップしている、名前の通り、全国規模のアマチュア音楽祭だ。ちなみに実行委員長は、宇崎竜童氏、さらに今年は審査委員長として岩城晃一氏も参加する。
「ナイスミドル音楽祭」は、参加資格のある中高年世代が昔から馴染みのあるコンテスト形式だ。全国を52のエリアに分け、そこを通過した出場者が、予選として9カ所で行われるブロック大会に進出。各ブロックで優勝した9組が、10月18日に東京・よみうりホールで行われる決勝大会に出場という流れだ。
ちなみに、決勝大会に優勝すると、本格的なレコーディングとプロモーションビデオの制作、賞金100万円が与えられる。
ジャンル不問、決勝会場までの交通費と宿泊費も負担してもらえるという、内容も待遇も太っ腹なこの大会。すでに北海道の6エリアからの出場者は決定しており、8月24日に札幌市中央区の「STVホール」で行われる予選で、決勝を争うことになる。
まぁ、「争う」といってもそこには技術のほかにも「どれだけ楽しんでるか」みたいな要素も必要だろう。ナイスミドルなんだし。若い頃にデビュー目指して、比べようのないほど音楽性の違う出場者同士がギスギスしながら演奏していたのとは違う、自分と音楽のスタンスのとり具合なんていうのが、中高年音楽の味わいだったりする。演奏者はもちろんだけど、聴いているほうにとってもね。
異論はあるかもしれないが、僕もオヤジとなるまで音楽を愛好している身として、経験的に感じるのは、おそらく僕ぐらいの年代までが、若い頃に音楽から、ちゃんと音楽としての豊かさを思う存分吸収してこれた世代だと思う。その後はあまりにも商品化され、さらにはデータ化しつつある音楽というものを耳にすることが多くなった。
おそらく、現在若くて音楽をやっている人達が味わえていないものがそこにはあるという気がする。技術や情報は若者が多くを持っているとしても、消えかけている「豊かさ」については、ナイスミドルたちが音を奏でる姿と表情で伝えていって欲しいなと思うのだ。
そんなワケで、8月24日の北海道大会、中高年も若い人達も、こぞって見に行ってみると色々と感じるところが多いのではないかと思う。観覧は無料。サイトでの観覧申し込みは締め切られているが、現在、CDショップや楽器店などで、招待券を配布中。 






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■辻 正仁(つじ まさひと)
1966年生まれ。 フリーライター、FMドラマシティ「海月屋本舗(毎週月曜18時)のパーソナリティ、シンガー・ソングライター等々、様々な分野で活動中。 自主制作レーベル「海月屋(くらげや)」主宰。 |



関連サイト

「TOYOPET MUSIC SESSION 全国ナイスミドル音楽祭」
http://www.toyopet-ms.com/index.html






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