|
辻正仁の「音(オン)ラインにゅ〜す」 <ギター一本で湧かせる男>


 
〜 トミー・エマニュエル札幌公演 〜
エリック・クラプトンやチェット・アトキンスなど、ロック、ジャズの世界の大物たちと数多くの競演を行っているギタリスト「トミー・エマニュエル」。ギター好きなら当然知っている名前かと思う。
オーストラリア出身の彼は、シドニー・オリンピックの開会式にも登場した。2005年に名古屋で行われた「愛・地球博」では、オーストラリア館でパフォーマンスを披露し、名前は知らずとも「あの、ギターが物凄く上手で感動させられた人」という記憶を持っている方もいるのではないだろうか。
いわゆる「フィンガー・ピッキング(指弾き)」の名手、世界最高峰との呼び声も高い名ギタリストである。繊細なタッチから、荒削りな奏法まで、時にはギターのボディーを叩きパーカッションのように使いこなす演奏は、ギターという楽器が持っているありとあらゆる魅力と可能性を最大限に引き出してみせる。技術が優れているだけなら、ただの「起用な人」なのかもしれないが、彼の出す音色にはそこはかとない温かみがあり、卓越した技術とあいまって、人々を感動させる「音楽家」として愛されている。
さらにユーモラスな人柄も加わり、ボロボロのギター一本を抱えて登場するこの男は、会場を大いに沸かせる最高のエンターティナー、聞こえは悪いが「ギター芸人」として、素晴らしい音楽を聴かせてくれるのだ。
例えば、小刻みに指を動かす「早弾き」。技術として優れた人なら、その演奏で聴衆を感心させることはできるだろう。「へぇ〜、あんなに早く指が動いて、凄いな」ってなモンである。シロウトにだってそうした人は幾らでもいる。
ところが、トミーがこの早弾きをやると、聴衆を高揚させるのだ。早く弾けることに感心するばかりか、聴いてるほうまで、なんだかスリリングでワクワクしてくる。楽しくて思わず声を上げてしまう。そんな感じだ。
その、トミー・エマニュエルが昨年に引き続き、今年も来日する。札幌公演は、10月17日、札幌市中央区の「ZEPP SAPPORO」にて午後7時より開演。現在、前売り券(7,350円)発売中。
札幌公演は、オープニングアクトとして札幌在住のギター・デュオ「池庄」も出演する。二人が奏でるアコースティック・ギターは、アンサンブルの妙に定評があり、北海道のみならず、関東、関西へのツアーも行っている。こちらも、ギターで表現できるあらゆるスタイルの音楽を取り込み、幅広い人気を集めている。特に、一曲の中でリズムとリードを入れ替えながら音楽をドライブさせていく、デュオならではのプレイは圧巻だ。
トミーと池庄、どちらもギターマニアの厳しい耳に充分応えられるばかりか、音楽に精通していない人達にも、ギターの楽しさを伝えることができる、正真正銘のミュージシャンである。世界最高のプレイヤーと地元の優れたプレイヤーを一緒に堪能できるなんて、ちょっと気の効いた公演で、音楽を満喫できそうだ。
札幌公演の問い合わせは、(株)日本旅行北海道旅プラザ南1条店(電話・011-208-0171)、GUITAR SHOP RAMZY’Z(電話・011-532-1125)、キクヤ(電話・011-271-5571)の3カ所で受け付けている。メールでの問い合わせは、はぐねっと(promotion@santo-co-ltd.co.jp)まで。 






 |
 |
■辻 正仁(つじ まさひと)
1966年生まれ。 フリーライター、FMドラマシティ「海月屋本舗(毎週月曜18時)のパーソナリティ、シンガー・ソングライター等々、様々な分野で活動中。 自主制作レーベル「海月屋(くらげや)」主宰。 |







このページのTOPへ




|
| ■ |
当サイトは、リンクフリーです。バナーが必要な方は下のバナーをお使いください |
|