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低調、秋サケ漁 価格高騰で旬の味覚「イクラ」は“高嶺の花”に 前編


10月11日(土) 13時30分
文:東・糸田 



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秋の味覚として家庭に欠かせないイクラ
 サケの遡上が少なく、1キロ当たりの平均単価は1,000円以上跳ね上がり。

 熱々のご飯にプリプリのイクラをのせてかき込むーー秋サケ(シロザケ)の定置網漁が行われるこの時期、北海道の家庭ではそんな光景が見られる。

 イクラはサケの卵である生筋子の卵巣膜を取り除いてバラバラにして、醤油漬けした珍味。家庭ではスーパーや市場で購入した生筋子がイクラにされ、旬の味覚として喜ばれている。

 ところが、この秋はサケの漁獲量が少なく、イクラの価格が高騰、庶民にとっては“高嶺の花”となっている。

 九州出身で札幌在住のOL・馬場文恵さんは嘆息する。

 「毎年、生筋子でイクラの醤油漬けを作り、道外の友人に送って喜んでもらっている。しかし、今年はイクラが高く、スーパーでは100グラム当たり498円程度。特売日だと例年並の298円くらいで売られるが、めったにその機会はない。チラシを見て値段をチェックしているが、今年はイクラを作れないかもしれない」

 このようにイクラは自宅で食べるばかりでなく、たくさん作って実家や友人に送る人も多いのだが、市場価格の高騰が消費者の財布の紐を堅くさせているようだ。

 札幌市中央卸売市場の市況統計によると、今年9月の「すじこ」1キロ当たりの平均単価は3,149円、前年同期と比べ341円高。さらに「いくら」は1,127円高の4,311円に跳ね上がっている。

 札幌市内の市場で働く男性は、「昨年、1キロ当たりのメスの浜値は高いものでも500〜600円だったが、今年は1,000円以上のものすらある。大手スーパーなどでもこれまでのような安売りはできなくなるのでないか。イクラに加工するまでの生産原価で1キロ当たり6,000円はかかるだろう。サケの遡上が少ないので高値は仕方ないが、本当にいいものに値段が付いているのではなく、(定置網の自主規制などによる)便乗相場という感じもある」と声を潜める。







関連サイト

低調、秋サケ漁 価格高騰で旬の味覚「イクラ」は“高嶺の花”に 後編
http://www.bnn-s.com/news/08/10/081010193850.html






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